転職面接で必要な年収交渉とは②

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私は30歳の時の転職で年収200万円増やすことが出来ました。

交渉の基本を押さえていたからです。

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本シリーズでは

  • 「転職で年収交渉なんてしていいのか」と戸惑う人

に向けて、

  • 年収交渉が許容されるケース
  • 交渉の基本
  • 合意できる年収交渉の進め方

をお伝えします。

本記事では

  • 交渉の基本

をお伝えします。

交渉の基本

交渉力の3要素 – 情報・時間・力

情報

情報は、企業と私たちの間で非対称です。

企業は私たちの本当の志望順序を知りませんし、現職給与の内訳や退職金の算出方法も詳細に知ることができません。

一方で私たちも、企業が私たち以外にどんな候補者と面接しているか、その中で私たちが何番目の候補者なのか、同じ年齢・経験の過去の候補者に提示した年収も知りません。また、担当の面接官や人事の裁量範囲(いくらの年収までなら独断で提示できるか)なども知りません。

このような情報の非対称性を意識して、

私たちだけが知りえる情報を少しずつ適切に開示しながら、

私たちが知り得ない情報をエージェントに協力してもらいながら入手していくことが、

自分に有利な交渉カードを揃えていくために必要です。

時間

あなたは、あなたが応募しているポジションをいつまでに募集したいと企業が考えているか、知っていますか?

知らないならエージェントに聞いてみてください。

企業にとっての期限間近の状況であれば、企業にとって多少分が悪い交渉であっても乗って

くれる余地があります。

私たちと同じレベルに評価できる、他の安い候補者が、期限までに現れるとは限らないからです。

逆に、私たちがいつまでに転職したいと考えているか、期限を企業へ秘密に出来ていますか?

私たちの期限間近の場合、私たちにとって部の悪い交渉になってしまいます。

極端ですが、仮にもし、「退職済みで生活費があと1か月しかない」という状況であれば、オファーの年収がどうであれ、オファーを受け入れるしかないですよね?

交渉に際して、期限・時間が持つ力は絶大です。

企業と私たち候補者の力関係はどっちが強いでしょうか。

何があっても私たちはその企業に行きたいでしょうか。

何があっても企業は私たち候補者を採用したいでしょうか。

交渉を成立させるには、何があっても私たちを採用したいと思わせる力関係が必要です。

合意を導く交渉力

情報・時間・力を用いて私たちに優位な力関係を作れたとしても、

それを誇示して企業に圧力をかけてはいけません。心証が悪くなるだけです。

申し訳なさそうに、力関係を暗に示しつつもも、「それでも私はあなたたちの会社へ入りたいです」と言う従順な態度を示すべきです。

この態度は面接官を味方につけ、社内の給与交渉について、私たちのために動いてくれるようになります。

今回は以上です。

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