一定の知名度の会社に勤めている人がキャリアアップしようと考えると、
「コンサルティングファームに行くしかないのでは」
と感じるのではないでしょうか。
本記事では、
- キャリアアップしたいけど、コンサルティングファームにはそんなに興味ない人
に向けて
- 外資系事業会社でキャリアアップする選択肢
があるということをお伝えします。
コンサルに対して私が懐疑的な3つの理由
本当にジブンゴトとして考えられるか
コンサルでは「VALUEを出せ」と言われます。
そのために必要なことは問題を「ジブンゴト」と考えられるかが重要です。
ですが、コンサルタントが一つのプロジェクトに関わる時間はそれほど長くありません。事業会社で数年間と携わる場合に比べて、「ジブンゴト」として思い入れを持つのは難しくなります。
キャリアの軸となる業界が決まっていれば敢えて業界横断する必要はない
コンサルタントになるとは、UP or OUTの世界に飛び込むことになります。99%のコンサルタントはOUTの側になります。
そのとき、ポストコンサルとしてのキャリアを考えることになります。
キャリアの軸が決まっているなどして、ポストコンサルで進む業界が想定出来ているのであれば、すぐにその業界に進む方がベターです。
平均的なコンサルタントの価値の低下
今、コンサルはバブルです。数年後にはポストコンサルタントが転職市場に溢れます。
コモディティ化が始まっているコンサルタントに今から挑戦する、確固たる理由がなければ、自らのキャリアをコモディティ化させる必要はないでしょう。
(確固たる信念を持ち、社会に対する自らの課題意識を解決する手段として、コンサルタントとしてのキャリアを歩んでいる方は尊敬しています)
キャリアアップしたいなら外資系事業会社がよい3つの理由
とは言えキャリアアップを考えると、コンサルの昇進速度の速さ、どこでも通用するスキルの獲得や給与の高さは魅力的でしょう。
これらの魅力は外資系であれば事業会社でも持っている特徴です。
その理由を以下にまとめます。
上が詰まっていたら転職する選択が普通にとれる
外資系企業ではmanagerがsenior managerに、senior managerがdirectorに昇進するために転職することは不自然ではありません。
一人の個人が、「ある業界のある業種のプロフェッショナル」として認められているからです。
ですから、社内でキャリアアップできないなら、業界内でキャリアアップする、という選択肢があるのでです。
日本法人は人数が少なくベンチャー的
ベンチャー的であるということはより広い仕事をするチャンスが巡ってくるということです。そのためスキルポートフォリオの組むチャンスが、日系大企業に比べて大いに期待できます。
一方で、グローバルで見ると大企業であることも多く、本当のベンチャーほどのリスクを負う必要がないことも、外資系日本法人の魅力です。
日系企業より給与がよい
外資系であれば、事業会社であってもやはり日系企業より給与はよいです。
交渉を上手に行えば、日系大企業の福利厚生や退職金まで含めて比較しても、より多くの給与を得ることができます
優良外資系企業を探す3つの方法
そんな魅力がある外資系事業会社ですが、日本での知名度が低い会社はたくさんあります。
そういった会社を探すための方法を3つ紹介します。
外資系企業に強い転職エージェントに登録する
Robert Walters Japan, Michael Page, RGF,JAC Recruitmentなどが外資系企業に強いです。
CV(職務経歴書)を登録すると、私たちの経歴にマッチする求人をエージェントがガンガン送ってきてくれます。
ここで初めて名前を知る企業も多いです。紹介を受け取り企業情報を調べるだけでも視野が広がります。
ビジネス版SNS『LinkedIn』に登録する
既に使用している人もいるかもしれませんが「LinkedIn」に職務経歴書を登録しましょう。
アカウント作成のみでは不十分です。
私は定期的に職務経歴書を更新しながら、イケてる企業を探しています
外資系企業で働く友人に相談してみる
意外と多いのがリファラル採用です。外資系企業に勤務している知人友人がいたら、相談してみるとよいでしょう。
本ページのおさらい
日系大手企業からの転職でキャリアアップするためには
- コンサルでしか解決できない社会課題意識をもって外資系コンサルティングファームへ転職
- 今のキャリアの軸の延長としての外資系事業会社へ転職
のどちらかがよいと考えています。
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