何となく転職を考え始めたけど、メリット・デメリットを知りたい。
そんな30歳前後の方の疑問に答える記事です。
30歳の転職のメリット
「いつでも転職できる」が武器になる
一度転職すると、一つの会社に依存しない考え方ができるようになり、自発的にキャリアをつくる意識を持つことができるようになります。
いつでも転職出来るような状態でいることを目標の一つとして持つようになるので、常に会社から期待される以上にパフォームすることを意識します。
結果的に給与以上にパフォームすることになるので、再度転職市場に入場しても、給与が下がるような転職をすることはなくなります。
どうしても会社が嫌になったり傾いたりしたときにいつでも転職出来ると感じていることは、仕事に対して保守的な姿勢をとる必要がありません。逆にアグレッシブでプロアクティブな姿勢でいることができ、チャレンジングな状況を楽しめるようになります。
・将来への不必要な不安がなくなる。
・不必要な割り切りをすることなく、チャレンジングな仕事に邁進することができる。
・常に自分の市場価値を意識したパフォーマンスを考える癖がつく
成長産業に移ることができる
成長産業に身を置くことができれば、上りエスカレーターに乗っているかのように10～15年を過ごすことができます。
成熟フェーズに移行後も、それまでに培った知識やスキルは重宝され、多くの会社から必要とされる人材になります。
また、知識やスキル以上に実績をより評価されるミドル世代の転職市場においても市場価値が高いです。上りエスカレーターに乗って、他業界よりも実績を出しやすい環境に身を置いてきたためです。
収入を上げることができる
30歳の転職は業界の選び方次第で年収を大きく上げることができます。
私の場合は職種も業界も若干異なる中で、年収を200万円上げることができました。
また、転職してすぐに年収が上がらなくても、転職先が成長産業である場合は、将来の年収が十分上がることが考えられるので、生涯賃金を上げることができます。
30歳の転職のデメリット
社内の人脈がリセットされる
社内の人脈がなくなることが大きな痛手です。仕事を円滑に進める上で、「誰に聞けば何が分かるか」を知っていることは仕事の速度に大きく影響します。調査力は仕事の土台の力ですが、これは実は人脈による力が大きく占めています。
また、同期がいなくなることも寂しいものです。利害関係なく助けてくれるのは同期ぐらいで、それがとても心強いものであることを、失ってはじめて気づきます。
新しい業界の知識を習得しないといけない
業界を変える転職をした場合は、スキルを持っていても、業界知識や製品知識は新入社員レベルです。
謙虚に勉強していく必要があります。
会社の文化や習慣に慣れるのに時間がかかる
業界が変われば文化が変わります。会社が変われば文化が違います。部署が変われば文化が違います。
文化は空気のように浸透し、社員の考え、行動に大きな影響を及ぼします。この感覚に慣れるためには時間が解決してくれるのを待つしかありません。
文化の差を頭で理解することができても、肌感覚で受け入れることには時間がかかるためです。
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