転職エージェントとの関わり方

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私は30歳の時の転職で年収200万円増やすことが出来ました。

転職エージェントの方々から沢山の支援を貰うことができたからです。

本ページは、

  • 転職エージェントとどのように関わればよいかわからない人

に向けて、

  • 転職エージェントの行動原理
  • 転職エージェントは私たち候補者をどう見るか
  • 転職エージェントとどのように信頼関係を築くか

をお伝えします。

転職エージェントの行動原理

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当たり前ですが転職エージェントは仕事で私たちを支援しています。

転職エージェントの顧客は誰か

では、転職エージェントの客は誰でしょうか。

これも当たり前ですが、私たち候補者が面接している企業が顧客です。

したがって、本質的には企業のために働きます。

転職エージェントの商品は何か

では、転職エージェントの商品は何でしょうか。

これも当たり前ですが、私たち候補者が商品です。

したがって、本質的には不良品は望まれていません。良い商品を売ることを望んでいます。

転職エージェントは商品をどうやって売るか

では、どのようなときに商品を売ることが出来るのでしょうか。この問いの答えは3つです。

1つ目の答えは、顧客が製品の価値を感じたとき、すなわち、企業からの私たち候補者への評価がよかったときです。

これが、転職エージェントが私たち候補者を支援する理由です。

2つ目の答えは、通常の仕事ではあり得ない、商品が顧客に価値を感じたとき、すなわち、私たち候補者からの企業への評価がよかったときです。

これも、転職エージェントが私たち候補者を支援する理由です。その企業がいかに魅力的であるかを私たち候補者に伝える必要があるのです。

3つ目の答えは、転職エージェントが商品に価値を感じたとき、すなわち、転職エージェントが私たち候補者のスキルと人柄を認めたときです。

これは、逆に、転職エージェントが私たち候補者を支援しない理由にもなります。

転職エージェントの競合とは何か

転職エージェントが仕事をする際に他の転職エージェントと取り合っている/競合しているものは何でしょうか。2つあります。

1つ目の答えは、通常のビジネス通り、顧客です。つまり、α社からの求人票をAエージェント、Bエージェントが持っていて、A、Bどちらが実際に紹介するか、を取り合っています。

2つ目の答えは、製品(私たち候補者)です。優秀な候補者であればあるほど、選び放題です。α社かβ社かも選べますし、AエージェントかBエージェントかも選べます。

転職エージェントの報酬はどう決まるか

では、転職エージェントの報酬はどのように決まっているのでしょうか。

「入社する候補者の年収のX%」のように定まっていることが一般的です。

したがって、

候補者に面接を通過してもらう必要がありますし、

より高い年収で内定を獲得して欲しいと考えています。

これが、転職エージェントが私たち候補者を支援する理由です。

転職エージェントは私たち候補者をどう見るか

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転職エージェントは私たち候補者を2つの観点から評価します。

私たち候補者は面接を通過できなければなりませんし、私たち候補者には自分の紹介企業を選んでほしいのです。

私たち候補者は面接を通過できるか

面接を通過できる見込みが低ければ、企業へは紹介したくありません。

企業からの評価が「Aエージェントからの候補者はレベルが低くて優先順位が低い」となってしまうからです。

したがって、私たち候補者は転職エージェントに対し、スキルや人柄を提示し、自分がいかに優れた候補者であるかを理解してもらう必要があります。

私たち候補者が自分の紹介企業を選んでくれるか

自分の紹介企業を選んでくれる見込みがなければ、私たち候補者へ紹介したくありません。

企業からの評価が「Aエージェントからの候補者はいつも辞退する」となってしまうからです。

したがって、私たち候補者は、転職エージェントに対し、転職のモチベーションや志望業界に対する熱意を伝え、「少なくともこの業界の求人なら高い確率で選んでくれるはず」と転職エージェントに思わせなければなりません。

また、Aエージェントから見るとBエージェントでの状況が気になるものです。自分以外の紹介企業を選ぶことになるからです。

したがって、私たち候補者は、Aエージェントに対し、Bエージェントの状況を伝え、見通しを教え、Aエージェントとしての打ち手を検討する余地を与えてあげなければなりません。

転職エージェントとどのように信頼関係を築くか

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転職エージェントが今の候補者(私たち)を売るために欲しい情報

突然ですが、あなたはどのような行動をとってくれる人と一緒に仕事をしたいでしょうか。

  • 良い情報を教えてくれて明るい仕事の未来を見せてくれる人

だけでなく、それ以上に

  • 悪いニュースを出来るだけ早く教えてくれ、自分が対策を打つ余地を残してくれる人

ではないでしょうか。

当たり前ですが転職エージェントは仕事で私たちと関わっています。

ですから、転職エージェントも自分にとって悪いニュースは出来るだけ早く知りたいのです。

次の観点で、各エージェントと日々の認識合わせをしていきましょう。エージェントに対し、エージェントにとってのリスクをインプットするのです。

  • 他エージェントの進捗状況
  • 新たに気になりだした企業

この情報は私たち候補者だけが持っている情報です。

この情報を開示することが最も簡単にエージェントから信頼を得る方法です。

転職エージェントが将来の候補者を売るために欲しい情報

将来の候補者を売るために、今転職エージェントが出来ることは、その企業の評価観点を知ることです。

転職エージェントは普段は企業の人事と会話しますが、面接官と会話する機会は少ないです。

このため、面接官の評価観点をあまり知りません。

ですから、私たち候補者の転職面接が終わる度に、「どんな質問がありましたか」と聞いてくるのです。

ここで簡単に電話で伝えてしまうのも悪くはないですが、

  • 一旦私たち候補者側で、面接の質疑をエクセルやワードなどに書き起こしてメールと電話を併用する

のがより良い行動です。

誰にとっても電話をしながら初めての情報を完璧にメモするのは難しいものです。

どんなに雑でも手元に資料があることは心強いものです。

最後に効くのは礼儀

「自分は優れた候補者だから、転職エージェントが求人を紹介するのは当たり前だ」と考えるのは傲慢です。

転職エージェントは私たち候補者よりさらに優れた候補者を見てきており、私たちを選ぶ必要性はありません。

そんな中にわざわざ私たちの可能性を見つけて、企業を紹介してくれているのです。

見つけてくれた幸運と私たちへ連絡のひと手間を取ってくれたエージェントへの感謝を、エージェントにしっかりと伝えましょう。

転職業界も広くはないはずです。数年後にまたお世話になる可能性もあります。

また一緒に仕事をしたいと思ってもらえるよう、成果を出すことと礼儀を忘れないことを大切にしましょう。

本ページのおさらい

本ページのおさらいは以下です。

  • 私たち候補者は商品です。顧客(転職先企業)のために、商品価値を高める必要があるという観点で、私たち候補者と転職エージェントの利害は一致します。
  • 私たち候補者は商品ありながら、自由に行動します。転職エージェントが仕事をコントロールできるよう、他社状況など、悪い情報もタイムリーに共有しましょう。
  • 最後に効くのは礼儀です。傲慢にならず、謙虚に感謝しましょう。

今回は以上です。

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